空白 (2021)

古田新太、松坂桃李初共演、吉田恵輔監督・オリジナル脚本で贈る「空白の時代」とそこに生きる人間の業を炙り出すヒューマンサスペンス。中学生の少女の万引き未遂事件と逃走中の不幸な死。追いかけた店長は少女の父親の逆襲にあい、人生を脅かされていく。人と人のつながりや家族の絆の希薄さ、そしてメディアの狂乱も手伝い、思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険をはらんだ現代社会。やがて登場人物たちは、愛と憎しみの果てに「全員被害者・全員加害者」の様相を呈していく。偽り、圧力、良心の呵責……空白の時間に起きた事件が生み出す人々の心の空白。その空白は何で埋められるのか? 一見沈鬱に見える題材をシニカルかつブラックユーモアを交えた視点で描くのは、吉田恵輔監督。観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充に、古田新太が扮し、7年ぶりの主演作を完成させた。土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされるスーパーの店長・青柳直人に、「新聞記者」でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた松坂桃李。

監督:吉田恵輔
出演:古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ

空白 (2021)のストーリー

はじまりは、女子中学生(伊東蒼)の万引き未遂事件だった。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店長の青柳(松坂桃李)に見られて逃走した彼女は、国道に出た瞬間、乗用車とトラックに轢かれて死亡してしまう。だが、女子中学生の父親・添田充(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、事故に関わった人々をモンスターのように追い詰めていく。さらに、店長の青柳と女性ドライバーは、父親の執拗な追求にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱の極みと自己否定に追い込まれる。真相はどこにあるのか……。少女の母親、学校の担任や父親の職場をも巻き込んで、人々の疑念は増幅し、事態は思いもよらない結末へと展開する。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 流浪の月 (2022)

  2. ラーゲリより愛を込めて (2022)

  3. アントキノイノチ (2011) : Life Back Then

  4. あの頃。 (2020)

  5. 日本のいちばん長い日 (2015) : The Emperor in August

  6. キセキ -あの日のソビト- (2017) : KISEKI Sobito of that day

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。